「M浦川水系M浦川本流朝日橋下流側」ついに下ってしまった。 昨年3度も「眺めただけ」に終わっていたあの川を。 それなのに何故まだ名前をボカすのか。はっきり場所を示して自慢できないか。今回の興奮度は最近味わったことがないほど高いものだったが、満足度は期待していたものから三割減といったところだった。 その理由、詳細は続きを↓ 久々に息子抜きで、気持ちばかり熱い野郎二人、憧れの川に飛んできた。 札幌から飛ばしても3時間。でもこれくらい遠いのがよい。近付くほど気持ちが高ぶってくる。そして…… ゴール予定地点の「神威橋」から見下ろすと、憧れの彼女は狂おしいほど美しく身をくねらせていた。二人とも鼻血をこらえつつ、ここに車を一台残置して林道を上流へと駆け上がった。ところが…… なんと、大雨による崩落等で、わずか3km地点に無情のゲートがかかっていた。日付は数日前になっており、それにそもそも人気のある山の入口なのでこんなことは想定していなかった。 愕然としながらも、気持ちだけ熱い山男でもある二人は1km先の橋を目指し、歩き始めた。もっともっと上流から下りたかっただけに、足取りは重かった。荷物はもちろんヘヴィー級。相棒がポリのカヤックで、ぼくは二人乗りのダッキー。二人乗りは避けたかったので、あえて苦難の道を選ぶ。 それでも林道脇のヤマグワには実が鈴なりで、ちょっとしたご褒美のビタミンが補給できる。山はこれからますますよい季節だ。 そして川に浮かぶとすべてのマイナス思考は吹っ飛んだ。川下りを始めて以来、こんな風景の中を旅してみたいといつも思っていたような、そんな気さえしてくる。 写真左の小さな淵を覗くと、塩焼きサイズの綺麗なニジマスが一匹泳いでいた。魚影は意外に薄そうだ。そしてここから下流、両岸の斜面は黄色く焼けたあの草がぎっしり生えていた。そう、ギョウジャニンニク畑である。さすがに頃合いの時季には下れないだろうが。 島と呼びたいほど大きな岩に通せんぼされ、横に見えた小さな門を危うく通過する。振り返ればそれほど危険な場所ではなく、なんとも魅力的な光彩を放つポイントだった。今度はここで時間をかけて遊びたい。 神威橋到着後、燃焼不良の相棒は続けて下流を下った。道路に接した砂防ダムまで数キロ、これまた開けた風景が絶品だったらしく、かなりの満足を口にした。今回はこれで終了、林道の開通を日々願うことにしよう。
by esamannet
| 2006-07-17 00:00
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